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Dockerの基礎

05/30/2021
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Table of Contents

新卒研修でやった内容を軽くまとめたもの

コンテナ

  • VM とコンテナの違い
    • VM:OS (カーネル、OS のコア機能) から仮想化
      • オーバーヘッドが大きい
      • イメージサイズも大きい、起動も遅い
    • コンテナ:プロセス (1 つの処理単位) から仮想化
      • ホスト OS とカーネルを共有する、起動は早い
      • OS 機能も含めて完全に同じ環境を再現することはしていない
  • コンテナの実現するための技術
    • Linux のカーネルには互換性があるため、カーネルを共有できる
    • Linux namespace
      • プロセスに対して、PID、ネットワーク、ユーザー、ホスト名などのリソースを分離する
    • cgroups
      • プロセスに対して、CPU やメモリなどのリソースを制限・隔離する
    • Linux capability
      • スーパーユーザーとしての機能を制限するための機能
        • Docker コンテナへホスト OS の root ユーザーの権限を制限するなど
    • Mac や Win はどうしている...?
      • Mac や Win の場合は、HyperKit などを使って 軽量な Linux VM をたてて動かしている

Docker の各要素

  • image
    • 環境のスナップショット
  • container
    • スナップショットを元に起動したプロセス
    • コンテナ内のプロセスは、ホストマシンや他のコンテナと隔離されている
    • CMD で定義されたプロセスは、どのコンテナ内でもプロセス ID に 1 が割り当てられる (PID=1)
      • PID=1 は、init プロセスと呼ばれ、他の全てのプロセスの親となっている
      • kill -s TERM 1 しても落とせない場合があるので注意
        • シグナルを送ることは制限されている
        • Node.js とかが良い例 (参考記事が詳しい)
  • volume
    • コンテナが利用するデータを永続化する仕組み
    • コンテナを終了しても volume は消えない
    • ロギングをしたい場合などでよく使う
    • -v VOLUME_NAME:CONTAINER_PATH
      • docker volume ls で永続化されている volume を確認できる
    • -v HOST_PATH:CONTAINER_PATH
      • こっちの方がよく使う
      • ホストのファイルをコンテナに同期させる
  • network
    • 複数プロセスを協調して動かす必要がある時は、ネットワークで通信する
    • プロセス間のやりとりのための bridge を作るのが一般的

Docker ベストプラクティス

  • Root ユーザーは使わない
    • 一般ユーザーの作り方は、参考記事を見ると良い
  • 野良イメージは使わない
    • Docker Official Images は安全
  • .dockerignore をちゃんと使う
    • .env.gitnode_modules などは、ちゃんと ignore するべき
  • 小さいベースイメージを使う
    • distrolessXXXX-slim みたいなのが良い
  • レイヤーを作りすぎない
    • レイヤーが少ないほど、イメージサイズも小さくなる
  • ADD・COPY の使い分け
    • COPY が推奨、ADD は予期せぬ挙動をすることがある
  • ENTRYPOINT/CMD の使い分け
    • ENTRYPOINT
      • コンテナ起動時のコマンドを変更する必要がない場合に使う
    • CMD
      • コンテナ起動時のコマンドを色々変更したい場合に使う
      • docker run 時の引数で上書きできる
  • multi stage build を使う
    • ビルド用と実行用のステージで分離して記述できる
    • 実行用のステージでは、ビルド用のツールなどがいらなくなり、イメージサイズが小さくなる
    • Python や Node.js でもできる
  • Dockerfile には Lint ツールを使う
  • ヘルスチェックの仕組みを用意する
    • コンテナの死活管理ができる
    • Web API を用意するのが一般的、HEALTHCHECK も使える (Docker HEALTHCHECK)
  • ログは標準出力 or 標準エラー出力に出す
    • docker logs -f で確認できる

参考資料